比較社会保障研究室(コータローの社会保障塾)
Comparative Studies on Social Security Systems (CSonScubed)

第2回 Podcast配信「社会保障の仕組みの基礎と、これから」(2)


2026年8月22日(土)、Podcast配信第2回目の配信を行いました。その概要は、次の通りです。

今回は、熊本の救護施設真和館の20周年記念講演の内容を音声配信用に全面的に精査して音声収録した約90分の内容を3回に分けて配信する、その第2回目になります。

前回第1回に引き続き、社会保障制度のうち根幹となる社会保険の代表的な分野である、医療保険と年金保険についてお話ししています。いずれもすべての国民を対象とする巨大で複雑な仕組みですから、1回の配信でお話しできることはごく限られていますが、まずは、その大きな構造、枠組みについてお伝えしようと試みたものです。その基本構造を頭に入れた上で、9月から半年間かけて配信予定の講座を通じて、より具体的な仕組みを1つずつマスターするような流れを構想しています。


医療保険については、今回は、大幅な給付改善が行われ福祉元年と呼ばれた同じ1973年の秋に勃発したオイルショックによる経済の低迷、財政悪化、少子高齢化の急速な進行という経済社会環境の変化の中で、高齢者医療を中心に、制度間の財政調整や給付抑制が進められてきた内容を中心にお話ししています。


年金については、まず、1世紀以上前に刊行され、日本のGerontology(老年学)の最初とも言われる、穂積陳重・東京大学法学部教授の『隠居論』を読みながら、年金の本質について考えてみました。その上で、複雑と言われる日本の年金制度について、なぜこうした一見複雑に見える構造になったのか、当初の厚生年金の保険料負担と年金額算定のルールの選択、そして1961年の国民皆年金政策に伴い創設された国民年金の仕組み、さらに日本の就業構造の劇的な変化に伴い持続困難になった国民年金を救済するため、1985年に国民全体で支え直す制度へと全面的な再編が図られ、国民共通の基礎年金が創設されたことを中心に、その基本的な構造と変化、その変容についてお話ししています。

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参考資料(図表)はこちら


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